過去の支援先と活動実績:チュローク・チャー小学校
カンボジアの首都・プノンペンから車で2時間半ほどのカンボジア最高峰を望む荒野に、チュローク・チャー小学校はありました。2006年創立の新しいこの学校は、私たちが始めて訪れた時は、木と葉でできた校舎以外何もないところでした。
村は大変貧しく、少雨と田畑に適さない土地のせいで、食の中心となる米がほとんど作れず、木を切り炭を作って現金収入を得たり、米との物々交換をしたりして暮らしていました。しかし木の伐採には限りがあり、貧しい生活が子どもたちの教育を妨げる原因の一つになっていました。
また、ドーン・トロー小学校とは異なり、教員2名の小さな学校では多くのものが不足しており、現地のニーズを何度も確認しながら、本当に必要とされているものを模索しながら支援を実施しました。
学校概要(2009年現在)
- 場所:コンポン・スプー州 アウラル郡 トロペアン・チョー・コミューン(プラオイ村、プノン・ピー村)
- 教員2名
- 児童100名(概算)
- 村の子ども360名(概算)
主な支援実績
授業等の実施
- 絵本管理提言
- 環境・農業教育授業
- 主要4教科以外の特別授業(美術、日本の文化紹介、音楽会、お手紙、将来の夢)
設備品のサポート
- 濾過器
- 塀(土地収用問題発生に伴うニーズへの対応)
- 教科書、教科書カバー
- 図書・絵本
- 教材・文房具(筆記用具、ノート、白紙、チョーク)
- 遊具(バレーボールコート、大縄、サッカーボール、サイ)
学校と地域の連携強化支援
- 保護者会の設置・運営の提言